ABOUT

=”Khadi(カディ)”について=

インド政府から認証を受けた、糸を紡ぐところから、織り上げるまでの工程が全て人の手によって成された布を意味します。
主な原材料は綿、絹、または羊毛で、インドの周辺国で今でも使われる、”チャルカ”と呼ばれる伝統的な糸紡ぎきで糸が紡がれます。

手作業で作られることから、生地にはムラがあり、織りも張りもゆるいのですが、これがかえって生地を柔らかく仕上げ、独特の風合いを作り出しています。

1921年に、イギリスの支配下にあったインドで、「自分たちが纏う衣服の糸を自らの手で紡ぐ」という独立運動を起こしたガンジーの呼びかけを基に、インド各地でチャルカを使った生地の生産が広まり、人々の生活に定着していきました。

”カディ”は、インドの革命と独立のシンボルとしてだけではなく、インド人としての誇りを示すシンボルとなりました。

=オーガニックコットンについて=

人体や環境に悪影響を及ぼす農薬や枯葉剤を使用せずに、有機農法で栽培された綿花から作られた綿布のことを言います。

数年間有機農産物を作った土壌で栽培され、製造段階でも厳しいチェックをクリアしたものしか、”有機栽培”と称する農産物認の販売が認められません。
”オーガニック・コットン”、として商品が正式に世の中に出回る割合はまだまだ低く、コットン全体の1%にも満たないと言われています。

オーガニック・コットンを育てることは多くの手間と時間を要します。
その成長までの工程は、化学肥料の代わりに牛糞や堆肥などの有機肥料を使用し、除草剤の代わりに耕運機で草を埋め、殺虫剤の代わりにはとうもろこしを育てて、害虫を食べてくれるテントウ虫を増やすしたり、収穫する際には、霜がついて自然に葉が落ちるのをじっくり待つなど、自然の協力と理解が必要とされます。

オーガニック・コットンで綿製品を作る際にも、塩素系漂白剤などは使わず、天然ワックスやデンプンなどが代用されます。また、使用できる染料も限られているため、自然界に存在する柔らかな色合いが表されるのも特徴です。肌にとても優しい素材なため、アトピーなどのアレルギー体質の方や小さなお子様でも、安心して着用していただけます。

オーガニックコットンのメリットは、消費者ばかりのものではありません。
綿は農作物のなかでも特に大量の農薬が必要で、1990年代には使用されている殺虫剤が全世界の20%にも上るほどでした。しかし、技術の発展やオーガニックコットンの需要が高るにつれ、現在で公害を大きく減らす方向にも向かいつつあります。

有機栽培が広まることで、土中の微生物も増え、土壌や水質などの自然環境も回復していきます。
また、化学肥料や農薬を散布する機械を生産する際に発生する、大量のCO2の削減にも役立っています。

農家や工場で働く人たちにとっても、そのメリットは図り知れません。綿花に用いる農薬のなかには発ガン性物質を疑われるものもあり、世界中の半数以上の綿花生産者が健康被害を訴えているといわれています。

オーガニック・コットンは、人体や地球環境にとって優しい製品であるだけではなく、その製品をフェアトレードで購入することで、多くの貧しい人々の生活の手助けにも繋がります。


手間と時間をかけて育てられたオーガニックコットンを紡いで、そこから更に1日に30㎝に織り上げるのがやっと言われる長い時間を要して織り上げられる、インドを代表する手織りの布 ”カディ”。
出来上がるまでの長い工程と作り手の思いが、その美しさを尊いものとしています。

Erishaでは、インドの大地のパワーと愛情から作られた貴重な、オーガニック・コットンのカディを中心に、インドをはじめとする海外の美しい手仕事を多くの人たちに知ってもらい、そして日常生活で使ってもらえるよう広めていきたいと思っています。

尚、当店では、地球環境保護、お客様の個人情報保護の観点から納品書・明細書は同梱を基本的に行いませんので、納品書同梱廃止のご協力をお願いいたします。
商品出荷の際にお送りする発送のご案内メールをもちましてお買い上げの明細書とさせていただきます。

<納品書をご希望の場合>
ご希望のお客様は、購入時備考欄へ「納品書希望」をご記入ください。

何卒ご理解頂けますようお願い申し上げます。

尚、インドのカディ等の製品制作・発注に関してのお問い合わせにも対応いたしますので、お気軽にご相談ください。