2020/09/23 20:10

ファブリック・テキスタイルと並び、私が愛して止まないもの、

それは、笊・籠。

日本製の籠の完璧とも言えるデザインと品質の素晴らしさはいうまでも
ありませんが、日本にはない、外国製の籠の愛らしさと形にも心が奪われます。

今回は、自他ともに認める「ザル・マニア」の私が、インドでの生活の中で
見つけた笊・籠をここでご紹介しようと思います。

私が良く知るケララとマハラシュトラ州には、正直言って、特別心惹かれる
笊・籠がありません・・・。でも、あるにはあるのです。

私が住んでいたプネのマーケーットで、良く売られていたのが、上の写真の
ようなとてもシンプルな作りの竹の笊。
とにかく丈夫ではありますが、日本製の竹のものとは違い、削れかたも編まれ方も、
少し荒い感じです。
シンプルなままで私はいいと思うのですが、淵に派手なピンクや緑で着色されたものが
多く出回っています。(色なしのものを2つ持っています。)


本来は脱穀した籾からくずやごみを取るためと思われる竹製のざるを、
クラフト・エキシビジョンで見つけ、使うあてもなく即購入。
緑茶を焙じる時に、振るいとして使っています。


これは、水辺に生息するMoonjと呼ばれる植物を皮から作られた笊。
軽くて柔らかく、蓋つきの入れ物や籠など、多くの種類を見かけます。
やはり、色を付けられたものが多いですが、こっちのほうは先に染色され、
デザインを考慮されて編み込まれているので、ちょっとテンションが上がる
可愛さがあります。
(ちなみに、写真は生のデーツ。美味しいのです!)


こっちのデザインは、一目惚れして買いました。安定感はあまりないのですが、
果物や乾いたものを乗せるのに使っています。


この笊は、形もデザインもシンプルながらも美しく、かなり重宝しています。
野菜の水切り、お皿代わりに、と何にでも使えます。
こちらもとても軽くて柔らかく、温かみのある自然な色味がお気に入り。


上は、10年以上愛用している、バングラディッシュ製の竹の茶こし。
下は、竹細工が盛んなカルカッタで見つけた茶こしたち。
コットンを自分んで巻き付けて、商品にしようと日本に送ったのですが、
なんと行方知らずに・・・・(涙)


私と同じく籠好きな、プネでオーガニック商品の販売をしている親友の愛用品たち。
オーガニック野菜の美しさが映えます。

私のプネの部屋に置き去りになっている籠たち。
元気でいるか心配です。
(今の時期はモンスーンなため、毎年私の木製品にはカビが生えます・・・)

一番気に入っている右の大きなバスケットは、カシュミールから持ち帰り、
真ん中の2つは、去年旅行に行ったポルトガルから持ち帰ってきました。
とにかく好きなものは、後先を考えずに迷わず買ってしまう私・・・。

でも、出会いは一期一会ですからね!
「これだ!」と思ったら買い、買ったら使う、が私のモットーです。

日本にも、日本製外国製問わず、大きな市場籠からサイザル・バッグ、
干し物・多目的用の大きな笊から小さな笊まで多数持つ私ですが、
これからも惜しまず笊・籠に愛情を注ぎ続けていたいと思います。

いつかカディと一緒に商品に並べたいです☆

焼いたお菓子をこのジェーン・バーキン バスケットに入れて友達の家に
遊びに行ったら、気が付いたら友達の猫がじゃれついていました。