インド並びに都会との温度差を強く肌に感じている日々ですが、新天地での生活を
始めてから約1か月経ち、新しい環境にも慣れてきました。

昔から寒さにめっぽう弱い私は、東京育ちで大した寒さもしらないくせに、霜焼けが
できてしまうほど。

長年ヨガをやっているなんて、恥ずかしくて言えないくらいの血行の悪さでした。

今年も危うく足の指が霜焼けになりかけたのですが、症状が出始めてすぐに、今まで
手を出すことがほとんどなかった市販のクリーム（しかもアメリカ製）を塗り始め、
寝るときに靴下を履くのをやめたら、なんと治ってしまいました！
相変わらず手足先は冷たいのですが、今年はかかとのひび割れもありません。

長かったマクロビ生活を止め、動物性も適当に摂取するようになってから、肌の調子や
体調も良くなった気がします。

という私の体の話はさておき。

寒さとともに減退するのが、私の創作意欲。

せっかく新居で一から自分の城を築いたのに、ヨガ、手仕事ともになまけ、ブログを
書くことすらおろそかにしていました。

これではいかん！、と自分を奮い立たせ、色々な理由を見つけて手を空けない努力を
し始めました。まずは、引っ越しでさんざん家具等にお金を使ったので、手元にある
生地や糸を使って、自分で作れるような小物は自分で作ることに決めました。

カディでは、カーテンに続き（この寒さに対応できないため、夏用とし、冬用は断熱
カーテンをしぶしぶ購入・・・）、枕カバーと同じ生地でベッドシーツを作りました。

私のセミダブルのベッドには生地の幅が足りず、結局倍の生地を使って継ぎ足す贅沢
使いになってしまいましたが、その気持ちの良さは何にも代えられないので、良し。

そして、最近仕上げたのが、こぎん刺しを施したティッシュボックスカバーとコースター。

もとからティッシュ・ペーパーをあまり使わない生活を送っていた私でも、

来客用に最低でも1箱は用意するようにしていましたが、新居が2部屋になったのと、
鼻炎持ちの友達がよく遊びに来るようになったのもあり、不本意ながらもティッシュ
を２つも置くことになってしまいました・・・・。
1つはお気に入りではありませんが、まぁ見苦しくはない安いラタンのカバーを買った
のですが、もう1つは自分で作ることにしました。

一刻も早く、見てくれの良くないティッシュの箱を覆い隠したかったので、少なくは
ない刺繍仕事ながらも、全部手縫いで2日で仕上げました。

筍のパターンで、温かみのある色調にしました。

またまた採寸ミス？というか、いつものおおざっぱさで最初は大きすぎで完成した

ところを、どうにか上手く丁度いい大きさに調節できました。

勢いに乗って、同じく最近近所に引っ越してきた、その鼻炎持ちの友達のために、

同じような色調でコースターも作ってみました。

なんとなく恐れて、端のフリンジ作りに今まで挑戦したことがなかったのですが、

なんてことのないシンプルな始末な上に、雰囲気がそれらしくなってテンションが

あがりました！

それにしても、どうしてこぎん刺しのような刺繍が、厳しい寒さを持つ東北で生まれ、

育まれたのかがわかった気がしました。

寒い時の方が刺繍に集中でき、刺繍によって生地の強度と温かさが増し、生地に美しい

模様が施されることで、寒さで萎え気味な気持ちも生活も明るくなります。

この創作意欲がめきめき湧いてきた波に乗って、去年仕入れた時から考えていた、

こぎん刺しが刺しやすそうな、カディのシャンブリー生地にこぎんを刺して、

ショールを作ろうかと思っています☆

皆様も体調管理をしながら、温かみのある生活を送ってくださいませ。