2021/03/25 19:13

学生の時は、料理はおろか、裁縫すらまともにできなかった私ですが、
自分の欲しいものを自分の手を使って作るようになって10年以上たち、
未だに達人とは言えませんが、刺繍を覚え、生地から仕立てることを始めてから、
手縫いで色々なもの作れるようになりました。

「ミシンがあったら楽なのに!」
と、家族友人に言われ続け、自分でも「生地の端の始末くらいはミシンでいいよなあ・・・。」
と、思いながらもなかなかミシンを買う気にならず、今に至っていました。

そんな私が、つににミシンを手に入れたのです。

結局自分で買うことはなく、これまた得意の引き寄せの法則か、
「家に使っていないミシンがあるからあげるよ。」
という友人からのもらいもの。
しかも、日本製で多機能・ペダル付き!

今までミシンを使うことに抵抗があったのは、「手でなければ」、というこだわりよりも、
「機械を使う」ということの「恐れ」が一番の理由でした。
しかし、今年はついにそんな「恐れ」の1つを克服する時が来たようです。

Youtubeで上糸と下糸のつけ方、基本的なミシンの使い方を勉強したあとは、すぐに実践。
ミシンをくれた友人からリクエストのあった、もう着ることのなくなった制服の生地を使って、
エプロンと鍋つかみをまず作り、そのまま勢いで、その余り布を使って採寸もアイロンがけもせずに
パズルのように生地を継ぎ合わせて、エコ・バックまで作りました。

まだミシンの扱い方に戸惑うことはあるものの、直線縫いは問題なくできるようになりました。

なので、1度手縫いで仕上げてからはもう同じことをする気力をなくしていた、ベッドシーツと枕カバーを
違う柄のオーガニック・カディで新しく作りました♪ (上の写真)
セミダブルに合わせた幅にするため&枕カバー作成に、4mほどの生地を扱うため、生地の採寸、裁断、
そして手縫いで縫い上げるのは、かなりの大仕事だったのですが、今回手縫いの手間が省けただけでも
かなり楽ができた感じでした。(それでも2.5時間はかかりましたが・・・)

またその日も勢いに乗って、鍋つかみを2つ作り、



去年洋服を作ったリネンの端切れを使って、台所用の布巾を新調。


端の始末をするだけで活用できる生地が沢山あったので、私の趣味ではない、
誰かからもらった賑やかな柄の手拭いや、使い込まれて元気を失った布巾たちを
入れ替えるいいきっかけになりました。
一枚には、シンプルな刺し子を施して。

手拭きや食器拭き、台布巾といえど、やはり自分の好きな生地を使うと気持ちが違います。

私がモットーとしている、ウィリアム・モリスの言葉が、いつも頭に浮かびます。

“Have nothing in your house that you do not know to be useful, or believe to be beautiful.”

「便利ではないもの、美しいと思わないものを家の中に持たない。」
は、もちろんなのですが、私はそれに加えて、
「便利でも私が美しいと思わないものは、家の中に置かない。」
を、何よりも大事にしています。

今までは、エスニックでカラフルなものが好きだったのですが、最近はもう少し
泥臭さと洗練さが混じった、落ち着いたテイストが好きにになってきました。
erishaでも、インド製でありながら、多くの人が思い描く「ザ・インド」のような
印象のある商品は置かずに、生活にしっくりと馴染むようなデザインでありながらも、
他には無い、私の好きないいもの・美しいものをご紹介するしています。

みなさまも、自分の好きなものに囲まれ、使う生活を楽しんでくださいね☆