2021/04/13 10:24
去年の緊急帰国前の、私の4年間のインド生活における最後の買い付け兼観光旅行の地は、
「ラジャスターン州」となりました。
「ラジャスターン州」となりました。
インドの中でも1番大きい州で、砂漠からジャングルまでを有し、多種多様な民族と表情
豊かな自然や建築物を見る事の出来る場所でもあります。
歴史が古く、王朝時代から作り続けられている美しい工芸品の多くは、ラジャスターン州
にあると言っても過言ではないほどです。
豊かな自然や建築物を見る事の出来る場所でもあります。
歴史が古く、王朝時代から作り続けられている美しい工芸品の多くは、ラジャスターン州
にあると言っても過言ではないほどです。
イスラム色の強い建造物、砂漠で発展した王朝ならではのテイストを持つ皮製品、木製品、
動物の骨を使った製品、装飾品、織物、刺繍、染色等、あげだしたらきりがないくらい、
ラジャスターンの各町では、目と心が奪われるような美しい光景に遭遇することが多いです。
動物の骨を使った製品、装飾品、織物、刺繍、染色等、あげだしたらきりがないくらい、
ラジャスターンの各町では、目と心が奪われるような美しい光景に遭遇することが多いです。

ラジャスターンといえば、「ピンク・シティ」で有名な街、ジャイプールが一番の観光スポット
ですが、私はどちらかというと、もう少し静かで小さい城下町のウダイプルの方が好きです。
ですが、私はどちらかというと、もう少し静かで小さい城下町のウダイプルの方が好きです。

湖の隣に建てられた、「シティ・パレス」
小さな回路が迷路のように張り巡らされた城内は、全ての部屋が違うテイストを持つ、カラフルな美術館のようです。




私はこのお城が大好きで、1日中いても飽きることがありませんでした。
(そして、また行きたい!)
(そして、また行きたい!)
世界中から訪れる観光客をカモにする商人が多い大都市ジャイプールに比べると、
その小さな規模にしては多くの観光客を呼び寄せるウダイプルですが、ジャイプール
のような渋滞や喧騒に悩まされることはあまりなく、細い道に立ち並ぶ小さな店の軒先
で、観光客の関心などお構いなしに黙々と手を動かす職人の姿が多く見られます。
その小さな規模にしては多くの観光客を呼び寄せるウダイプルですが、ジャイプール
のような渋滞や喧騒に悩まされることはあまりなく、細い道に立ち並ぶ小さな店の軒先
で、観光客の関心などお構いなしに黙々と手を動かす職人の姿が多く見られます。

ウダイプルは、ジャイプールに並びジュエリー産業も盛んに行われており、町のいたる
ところで、宝石商とジュエリー職人の姿を見かけました。
ところで、宝石商とジュエリー職人の姿を見かけました。

そんなウダイプルを歩き回り、いくつもの美しい工芸品を買いました。
erishaでも紹介している、ラクダの骨が埋め込まれた木製のフレームの小さな壁掛け鏡は、
ウイプルのフレーム屋さんで購入しました。
ウイプルのフレーム屋さんで購入しました。

左の大きい額縁は、一度落としてフレームについていたガラスを割ってしまい、数か所損傷が
できてしまったので、私物として新居に飾っています。
できてしまったので、私物として新居に飾っています。

もちろんジュエリーもいくつか購入しました。
繊細な細工が施されたシルバー製品の美しさははもちろんですが、天然石から色を
つけてエナメル加工まで、長い工程を経て作られる伝統的なジュエリー、「ミーナ・カリ」
が私の一番のお気に入りです。(写真は私物となります。)
つけてエナメル加工まで、長い工程を経て作られる伝統的なジュエリー、「ミーナ・カリ」
が私の一番のお気に入りです。(写真は私物となります。)
そして、ラジャスターンといえば、「皮」製品。
インドにいたときは、「Jutti」と呼ばれる革製のパンジャビ・シューズを毎日履いていましたが、
インドと言えど、ほかの州の工芸品がどこでもいつでも簡単に買えるわけではなかったので、
ラジャスターンに行ったときや、エキシビジョンで見つけた時に、いつもまとめて何足か買って
いました。
ラジャスターンに行ったときや、エキシビジョンで見つけた時に、いつもまとめて何足か買って
いました。

(下の2足がJuttiです。)
湿気が多く、コンクリートの道を歩く生活の日本ではあまりお勧めできませんが、
湿気が多く、コンクリートの道を歩く生活の日本ではあまりお勧めできませんが、
その履き心地の良さと、履いているだけでテンションがあがってしまう、手仕事なら
ではの美しさは、普通の靴では感じられないものです。
ではの美しさは、普通の靴では感じられないものです。
私の中でのインドは、工芸品はラジャスターンとカシュミール、
食と自然はケララとタミルナドゥ―、というカテゴリーがあります。
食と自然はケララとタミルナドゥ―、というカテゴリーがあります。
erishaでメインに紹介している「カディ」は、特にインドのどこどこ、というこだわり
はなく、数年来の付き合いの、グジャラート州(ラジャスターン州の隣)のアメダバード
の職人さんたちにお願いをしていますが、私のインドの大好きな工芸品はイスラム文化の
影響を強く受けている、インド北部のものが多いのです。
はなく、数年来の付き合いの、グジャラート州(ラジャスターン州の隣)のアメダバード
の職人さんたちにお願いをしていますが、私のインドの大好きな工芸品はイスラム文化の
影響を強く受けている、インド北部のものが多いのです。

私の夢は、いつかインドだけではなく、世界中から私が集めてきた素朴ながらも美しい、
世界に1つしかない工芸品たちを多くの人に見てもらう展示会をすることなのですが、
世界に1つしかない工芸品たちを多くの人に見てもらう展示会をすることなのですが、
erishaでも、少しずつ展開をしていけたらいいな、と思っています。